肩こり・腰痛・骨盤の歪み・姿勢改善 整体・カイロプラクティック院
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 トリガーポイントって何?


「トリガーポイント」という言葉、ご存知ですか?
「知ってるよ」、という方もいれば、「知らない」、
「初めて聞いた」という人も多いのではないでしょうか。

トリガーポイントの「トリガー」とは、直訳すると
銃の「引き金」
を意味し、ここから「物事を引き起こすきっかけ」という意味でも
使われています。


メディカルの分野では痛みのある部位の原因となるポイント(硬結)
という意味で使われています。


 トリガーポイント:主な特徴


 筋肉や筋筋膜などの軟部組織で緊張が亢進した状態にあり、
  触ると
索状硬結と呼ばれる硬いしこりがある

 その部分に圧迫や刺激を加えると顕著な疼痛反応を示します。

 痛みは急性で鋭い痛みの場合もあれば慢性で鈍痛の場合もある

 トリガーポイントの触診で放散性疼痛(関連痛)を生じやすい


トリガーポイント:触れてみる
慢性的な肩こりの症状をお持ちの方なら自分の首や肩を触ってみると
筋肉の中に硬くてコリっとしたものを感じたことはありませんか?
小さな米粒ほどのものであったり、人によっては小豆ほどの大きさで
あったりします。その部分を指で押すと強い痛みを感じませんか?

簡単に言えば、それが、
トリガーポイントです。

また、その部分を押していると離れたところに痛みが生じる場合が
あります。それが、
放散性疼痛(関連痛)です。


トリガーポイント:発生場所
トリガーポイントは身体にある筋肉筋筋膜が存在する部位ならば
どこにでも発生する可能性があります。筋肉や筋筋膜以外でも

靭帯骨膜関節包皮膚皮下組織などにも認められます。

トリガーポイントを自分自身で確認する場合、浅層にある筋肉なら
比較的容易に硬結を見つけることも出来ますが、深層部に存在する
場合は見つけるのは少し困難かもしれません。

また、症状が慢性化している場合などではトリガーポイントも複数
存在することもあり問題の解決をややこしくさせる原因にもなります。


トリガーポイント:発生要因(悪化要因)
トリガーポイントを発生させる主な要因には以下のものがあります。

 スポーツ、家事、育児、介護などでの筋肉疲労不良姿勢

 長時間の繰り返し動作(立ち仕事、デスクワークなど)

 関節の機能障害関節炎慢性筋緊張

 日常生活での外傷冷え運動不足疲労

 内臓、内分泌系の機能障害

(ガードルなど)締め付け、圧迫感のある衣類
など

 
心理的ストレス、不適切な食生活


トリガーポイント:関連痛

トリガーポイントの大きな特徴の一つに関連痛があることは、
すでにお伝えしました。コリのある筋肉を指で押圧すると
痛み刺激の反応があると同時に
そこから離れた場所にも同様の
反応を感じることがあります。
また、痛みを訴える部位に原因が
見つからず、そことは別の離れた部位を刺激すると同様の痛みを
感じることもあります。痛みのある部位から離れた場所の刺激で、
しかも痛みのある部位には触れもせずに反応が起きるため、トリガー
ポイントによる関連痛は別の症状として認識されることがあります。

よく知られている例として、
肩にある僧帽筋という大きな筋肉のトリガーポイントは頭部や項部に
関連痛をもたらし、これは偏頭痛や顎関節症と間違われることがあります。
  
 <
印がトリガーポイント>    <ピンクのゾーンが関連痛領域>

頚部にある胸鎖乳突筋のトリガーポイントも顔面に関連痛をもたらす
ので三叉神経痛と間違われることがあります。

腰部筋や殿部筋群のそれぞれのトリガーポイントもお尻から下肢に
かけて関連痛を引き起こします。特に殿部筋の小殿筋の弱化による
トリガーポイントは殿部から下腿までの広い範囲に関連痛を引き起
こし、腰椎ヘルニアや坐骨神経痛と診断され手術が行われることも
あります。
  
 <印がトリガーポイント>  <ピンクのゾーンが関連痛領域>

また、トリガーポイントが複数ある場合や、潜在化している状態では
痛みの発生源であるトリガーポイントの存在に気付かずに見過ごされる
こともあり、このような場合、症状が数か月、あるいは年単位で続くこ
ともあり、別の新たなトリガーポイントを生みだす要因にもなります。


トリガーポイント:筋の構造と働き
筋肉には骨格筋・平滑筋・心筋という3種類の筋肉がありますが、
ここではトリガーポイントが最も発生しやすい骨格筋について、
筋肉の構造と働きを簡単に説明します。


筋肉(骨格筋)の基本成分は多数の
筋繊維から構成されており、
それぞれの筋繊維はさらに多数の
筋原繊維から構成されています。
さらにこの筋原繊維は
アクチンミオシンという二つのたんぱく質
の繊維が規則正しく交互に並んで構成されています。また、筋繊維は
内と外を
筋膜で包まれており、筋の両端で腱に移行して骨に付着して
います。脳からの指令でアクチンとミオシンが互いに重なりスライド
することで筋肉は収縮します。さらに
筋肉の収縮により腱が引っ張られ、
腱が付着する骨に伝達されることで、運動が起こるのです。
     

筋肉の基本的な性質としては、
・興奮性があり、神経の刺激に反応します。
・収縮する性質があり、自ら縮むことができる。
・伸張性があり、筋自身が引き伸ばされる。(自らは伸張しない)
・弾力性があり、収縮・伸張後は元の長さに戻ります。


トリガーポイント:筋収縮のメカニズム
筋肉が収縮するためには神経細胞からの刺激が必要となります。
この時、神経細胞から筋肉へ刺激を伝達するのは神経伝達物質の
アセチルコリンが行います。このアセチルコリンが筋細胞膜間に
放出されると電気的興奮を発生させるのです。

筋原繊維は筋小胞体と呼ばれるうすい膜のような袋状の構造物に
よって取り巻かれていて、その中には大量のカルシウムイオンが
貯えられています。

アセチルコリンの放出により筋小胞体が刺激されると筋小胞体から
カルシウムイオンが筋原繊維中に放出されます。このカルシウム
イオンはアクチンとミオシンを結合させる作用があり、その結果、
筋の収縮が起こります。多くの筋原繊維が同時に収縮すれば骨格筋
全体が短くなるのです。

いつまでもアセチルコリンが放出されていると筋繊維は興奮状態の
ままなので、役目を終えるとアセチルコリンはコリンエステラーゼ
という酵素により分解されます。同時に細胞内のカルシウムイオンも
エネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)によって筋小胞体に
取り込まれ、収縮状態の筋は弛緩し、次の収縮に備えます。

歩く、走る、ボールを投げる、鉛筆を握る、まぶたを閉じるなど
身体の運動はこの筋肉の収縮と弛緩の繰り返しで行われています。



ちなみに、このアセチルコリンとコリンセステラーゼという言葉を
どこかで耳にされた方もおられるのではないでしょうか。
あのオウム真理教によるサリン事件でこの二つの物質の働きについて
テレビなどで解説されていたので、記憶されている方も多いのでは
ないでしょうか。


トリガーポイント:形成のメカニズム
筋の収縮と弛緩の繰り返しにより身体の運動は行われていますが、
筋緊張や筋疲労、外傷などで筋肉内の小胞体が損傷を受けるとそ
の周辺のカルシウムイオンは取り込まれず放出されたままの状態
となり、筋肉中に収縮した状態の部位が発生します。この緊張状
態により周辺の血流は減少し、そこに虚血が生じると酸素と栄養
不足に陥ります。

また、カルシウムイオンはATPにより取り除かれるのですが、
このエネルギー物質のATPを作るには酸素を必要とするため、
酸素が不足した状態ではATPの産出は制限されてしまいます。

ATPの減少とカルシウムイオンの高濃度は更なる筋収縮を招き
それにより結節構造が形成されます。
この結節構造がトリガーポイントを作りだすと言われています。


トリガーポイントの発生⇒疼痛物質の放出⇒痛みにより交感神経
は緊張状態が続く⇒血管の収縮⇒血流の低下⇒酸素・栄養不足⇒
痛みの増強⇒交感神経の緊張⇒悪循環の繰り返し...

さらに、痛みのある部位は機能低下⇒他の部位による代償運動⇒
正常な部位の負担増⇒安定性・バランスの低下⇒正常部位の損傷
⇒痛みによる機能低下⇒悪循環の繰り返し(症状の拡大・複雑化)


首や肩のコリだけだったのが、だんだんと頭痛も気になりだした、
最近腕までシビレるようになってきた、などはよくある事例です。


悪循環を繰り返さない、症状を拡大しない、複雑化しない、長期化
しないためには早めの対処に努めましょう。


トリガーポイント:施術について(ニモテクニック)
トリガーポイントへの対処法にはいくつかありますが、当院では
虚血性圧迫を用いたニモテクニックを中心にトリガーポイントを
除去していきます。

問診、視診から姿勢の評価、圧痛部位の評価、関連痛のパターン
などでトリガーポイントを特定していきます。
その部位を主に母指で数秒間一定の持続圧を加えた後、すばやく
解放します。この処置を症状に応じて数回繰り返します。

母指による一定の持続圧により、圧迫されている部位は虚血状態を
作りますが、圧迫からすばやく解放することで反射的に血管が拡張
され血液の循環が向上します。これによりトリガーポイントにある
疼痛物質や代謝物の排出が促進され、さらに、酸素やATPの供給
も促されるのです。


血管の拡張⇒血流の改善⇒酸素・栄養の供給⇒損傷部位の修復⇒疼痛
物質・代謝物の除去⇒痛みの軽減⇒交感神経の安定⇒血流の安定....
好循環のサイクルを作ることで症状の軽減、解消が図れます。


母指による圧刺激は強すぎないよう、常に注意を払いながら行って
います。ただし、痛みの感覚は年齢や性別、症状の期間、ストレス
の程度などで異なります。そのため、施術中の痛みの有無、程度、
質などを常にモニターさせていただいています。もし、圧が強すぎ
る等、少しでも気になることがあればお気軽にお申し出ください。
















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