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適応症状 | 子供とカイロ | ぎっくり腰のケア | 妊婦さんのケア

―ぎっくり腰で来院された方々の声です。―
○ 朝、フトンから出ようとして突然激しい痛みが、、、、
○ 大掃除の時に無理をして重い荷物を持ち上げようと、、
○ 鞄を持とうとして、床の物を拾い上げようとして、、、
○ トラックの運転席から飛び降りた瞬間にいきなり、、、
○ 突然の激しい痛みで歩くことも、真っ直ぐに立つことも困難。
○ 恥ずかしいけど這いながらトイレに行きました。
○ 以前にもやったことがあり、今回で××回目です。
○ いつぎっくり腰になるか不安で腰をかばいながら動いてしまう。

一般的にぎっくり腰と言われている症状は「急性腰痛症」と呼ばれるもので、
突然起こる激しい腰の痛みです。腰部から骨盤、股関節周辺の軟部組織(筋肉や
靭帯など)の損傷や炎症により痛みを引き起こしている状態のことを言います。
ひとたび発症すると、さっきまで当たり前のように出来ていた動きが突然制限
されてしまうのでびっくりされる方も多いのではないでしょうか。
また、発症時の直接的なきっかけも、はっきりとわかる無理な動作から、
”何でこれくらいで”というささいな動作まできっかけはさまざまです。

ぎっくり腰はある動作をきっかけに突然襲ってくるため、その動作がぎっくり腰を
招いたと考えてしまいがちですが、多くの場合で以前から発症を引き起こす要因を
幾つか抱えていて、それらが重なり合って発症に至ると考えられます。例えば、
ぎっくり腰になる以前から腰に違和感を感じていながら、多忙で睡眠不足が続いて
いたりと、体への負担や緊張状態が慢性的に続くと、普段何でもない動作や姿勢で
も突然発症します。
〇 長時間のデスクワーク
〇 仕事中の無理な姿勢・作業動作
〇 長時間・長距離の車の運転
〇 睡眠不足・運動不足
〇 偏った食生活
〇 激しいスポーツ
〇 体の冷えや疲れ
〇 極度のストレス
これらの影響がいくつか重なり合うことで血流の低下と神経系の働きに
乱れが生じ、ぎっくり腰になりやすくなるのです。

ぎっくり腰を発症した場合、まずはRICE処置を行って下さい。
R:(rest・安静)、I:(ice・冷却)、C:(compression・圧迫)、E:(elevation・挙上)
つまり、安静にしてアイシングを行うことが基本的な処置となります。
鋭い痛み、我慢できないほどの激しい痛み、患部が赤く腫れている、
熱感がある、動かすことが出来ない、などの場合では患部が炎症を
起こしている可能性が高く、炎症反応を鎮める目的でアイシングを行います。
一般的に炎症反応は48時間〜72時間ほど継続すると言われています。
この間、痛みで動くことが困難な場合は出来るだけ楽な姿勢で安静位を保ち
アイシングを行います。
アイシングは氷嚢や氷まくらなど冷やせるものであればどれでも構いません。
なければ氷をビニール袋に入れ、その上からタオルでくるむだけで構いません。
痛みのある部位の皮膚に10〜20分を目安に当てます。時間が経過すれば少し
休んで再びアイシングを行います。これを何度か繰り返して下さい。
アイシングをすることで状態に変化があるか、少しは痛みが軽減するか、など
自分の感覚に合わせて行って下さい。当てている時間も目安なので無理のない
範囲で行い、途中で不快になれば中止してもかまいません。
多くの場合では炎症反応が軽減すれば痛みも軽減するので、発症直後から
1〜2日を目安に無理をせず自宅でアイシングと安静に努めて下さい。
セルフケアによるアイシング処置だけでも症状はかなり改善されます。
ただし、必要以上の安静はかえって治癒を遅らせることになるという研究
結果も報告されています。当院では痛みが軽減して動けるようになれば
可能な範囲で体を動かすようにアドバイスしています。
発症直後の激しい痛みが軽減して何とか動けるようになってから施術を
受けることが体への負担も少なく改善効果も高いです。もちろん、当院では
発症直後の方も対応していますので、お気軽にご相談下さい。
当院では主訴がぎっくり腰で来院された場合でも骨折の有無や神経症状を
伴う椎間板ヘルニアなどを考慮して可能な範囲での検査を行っています、
主訴以外に重大な疾患の可能性が疑われる場合は専門の医療機関への受診を
ご提案しています。
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